五輪団体金・見延和靖 まさかの敗退 ベテランの坂本圭右に脱帽「やられた」

 「フェンシング・全日本選手権」(8日、駒沢体育館)

 男子エペ個人の準決勝までが行われ、昨夏の東京五輪同団体で金メダルを獲得した見延和靖(35)=ネクサス=が、坂本圭右(38)=自衛隊=に敗れた。前回大会覇者の加納虹輝(JAL)は、山田優(山一商事)との金メダリスト対決を制し、2連覇に王手をかけた。決勝は11月5日に行われる。

 五輪金メダリストが準決勝で姿を消した。見延は序盤こそ優位に試合を進めたが、過去4度の優勝経験を持つ38歳に、じわじわと差を詰められて逆転負け。「坂本さんは経験豊富で僕のこともよく知っている。ベテランの強さにやられた。悔しい」と眉をひそめた。

 7月の世界選手権では個人で日本勢初の銀メダルを獲得。同団体でも3位に貢献した。ただ帰国後は3週間前に練習を再開したばかり。今大会に向けては調整を行わず「感覚を取り戻す試合になれば」と位置づけていた。

 11月にシーズンが始まり、来春から24年パリ五輪の選考レースが本格化する。「世界選手権よりもいいパフォーマンスができるように。自分のスタイルを確立できるようなシーズンの入りをしていけたら」と先を見据えた。

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