ノリノリ“かなだい”村元・高橋組はRD5位 成長示す情熱演技で75・10点「評価してもらえた」

 アイスダンスRDで息の合った演技をする村元哉中、高橋大輔組(撮影・伊藤笙子)
 アイスダンスRDで息の合った演技をする村元哉中、高橋大輔組(撮影・伊藤笙子)
 アイスダンスRDで息の合った演技をする村元哉中、高橋大輔組(撮影・伊藤笙子)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(18日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、“かなだい”こと村元哉中(29)、高橋大輔(36)組=関大KFSC=は、75・10点をマークし、5位につけた。小松原美里(30)、尊(31)組=倉敷FSC=は66・65点で8位となった。

 結成3季目。2年前にデビューしたNHK杯の舞台で成長を示したい“かなだい”。アップテンポな曲調にのり、息の合ったツイズル、ステップ、力強いリフトで観客を魅了。充実した表情で演技を終え、降り注ぐスタンディングオベーションを浴びた。得点が表示されると、高橋は拳を握った。

 高橋は「公式練習からうまくいかないところがあったんですけど、本番で本当にうまくまとめられましたし、レベルの取りこぼしはあったんですけど、その中でも評価してもらえたところも多かったので、本番集中してできたのはよかった」、村元は「冒頭のコレオステップが見せ場なので、最初から踊りまくろうと思って滑りました」と振り返った。

 フリーダンス(FD)は高橋がシングル時代にも演じた「オペラ座の怪人」。高橋は「本当に(村元が)クリスティーヌで、(自分が)ファントムで、役になりきって、物語性のあるものを、その時の感情を大事にして演じたい」と、見据えた。

 10月のチャレンジャーシリーズ、デニス・テンメモリアルで国際大会初優勝。円熟味を増してきたカップルが、GPの舞台でもさらなるステップアップを狙う。

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