御嶽海“星数無視”で必勝だ 2桁勝利で大関復帰「1日1勝、それだけ」

 「大相撲九州場所」(13日初日、福岡国際センター)

 日本相撲協会は11日、取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。10月に両膝を手術した横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=は休場が決まった。途中休場した秋場所に続き14度目。大関から陥落した関脇御嶽海(29)=出羽海=は初日に明生(立浪)、2日目に逸ノ城(湊)と顔を合わせる。かど番の大関正代(時津風)は初日は新小結翔猿(追手風)、2日目は高安(田子ノ浦)が相手。秋場所で2度目の優勝を飾った小結玉鷲(片男波)は初日に逸ノ城、2日目に関脇豊昇龍(立浪)と対戦する。

 2桁勝利で大関復帰となる御嶽海が、あえて“星数無視”を決め込んだ。「一切考えない。(大関に)上がるのは絶対。だけど、数字でいろいろ上がらないといけないというのは考えない」と雑念排除に集中する。

 かねて10勝をノルマにしてきた。「矛盾はしていると思う」と認めつつ「でも数字は見ない。見ちゃうと『あと何番しか負けられない』とか、なってしまう」と理由を説明。「今やるのは1日1勝、それだけ」と目の前の一番だけを見ていく。

 この日は、福岡・新宮町の部屋で稽古し、幕下と14番連続で取って12勝2敗。夏場所から痛めていた右肩も「大丈夫」と良化を明かした。大関昇進と陥落を味わった1年を「忙しい年」と表現。最後は大関の座を取り戻し、笑って締めくくる。

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