宇野昌磨 4回転トーループ乱れ2位発進「自分がこれだと思えるジャンプを探したい」

 男子SPで演技する宇野昌磨
 男子SPで演技する宇野昌磨
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 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(28日、ミシサガ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、昨季世界選手権金メダルの宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=は89・98点で2位発進だった。コンビネーションの4回転トーループで体勢を崩し、得点を伸ばせなかった。

 「ジャンプの失敗は出てしまったけど、自分の今の、良いものでも悪いものでもなく、練習通りの演技だった。こっちに来てからジャンプの不安はあったけど、日本でやってきたことが出せた」

 演技冒頭の4回転フリップは、3・49点の加点がつく出来栄えで成功。しかし直後、4回転トーループからのコンビネーションで手をつき、大きな得点源を失った。その後はしっかりと演技をまとめたがSPは2位発進。三浦とは4・08点差となった。

 試合後、宇野は「課題は4回転トーループ」と断言。「4回転トーループの失敗が試合でかなり多くて。練習でできているから、なんで試合でできないんだろうって思っていたけど、練習から正しい跳び方をしていない。跳べることを良いことに、正しいジャンプを跳べていないと感じた」と明かし「日本に帰ったら、自分がこれだと思えるジャンプを探すところから始めたい」と話した。

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