高安 出稽古で琴ノ若を圧倒 悲願の初優勝へ決意「頑張ります」

 「大相撲九州場所」(11月13日初日、福岡国際センター)

 9月の大相撲秋場所で千秋楽まで優勝を争った元大関の幕内高安(32)が19日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古し、幕内琴ノ若を15勝4敗と圧倒した。九州場所では悲願の初優勝を目指し「頑張ります」と決意を込めた。

 番数を重ねても低い体勢で攻め続けるなど、スタミナの違いは歴然だった。伸び盛りの琴ノ若は8歳年下の24歳。仕上げのぶつかり稽古では同じ二所ノ関一門のホープをみっちりと鍛え「頑張れば強くなる。大関、横綱になれる」と期待した。

 15日に埼玉県久喜市で行われた秋巡業では兄弟子の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に誘われ、同親方の弟子と屋外で行う「山稽古」で汗を流した。稽古内容では充実ぶりが目を引く。今後も巡業の合間を縫って出稽古を重ねていくという。

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