御嶽海 大関復帰へのカギは「気持ち」「誰よりも強い気持ちで一日一勝を目指したい」

 ぶつかり稽古をする御嶽海
 稽古に参加する御嶽海
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 大相撲の秋巡業が15日、埼玉・久喜市で行われ、大関陥落が決まっている御嶽海(出羽海)は、申し合いで大関貴景勝、大関正代、高安と3番取って1勝2敗だった。

 貴景勝の提案で大関同士の稽古が実現。「立ち合いだけ意識してやっている。立ち合いはしっかり踏み込めているんじゃないかな」とうなずいた。

 かど番で臨んだ秋場所は4勝11敗で大関陥落が決定。「気持ちですね。気持ちが一番だと思う」と不振の原因を挙げた。今後は28日までの出稽古期間で積極的に出稽古をこなしていく方針。「しっかりいろんな関取衆と相撲を取って感覚を戻していきたい」と語った。

 九州場所で10勝すれば大関復帰。重要になる点を問われると「気持ちだと思う。自分の場合は気持ち一つで決まってくる。誰よりも強い気持ちで一日一勝を目指したい」と、何度も「気持ち」を繰り返した。

 今月上旬には、久しぶりに長野・上松町に里帰り。故郷の歓迎を受けた。「コロナ禍になってからは帰っていなかったのでよかった。地元のみなさんが笑顔でいられるように、全力を出していきたい。エールを受けたので、気を引き締めてやっていきたい」と巻き返しを期した。

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