競泳・瀬戸大也が余力残して国体V「強い自分になれる道が見えてきている」 200M個メ
「栃木国体・競泳」(17日、日環アリーナ栃木)
成年男子200メートル個人メドレー決勝が行われ、世界選手権銅メダルの瀬戸大也(埼玉・TEAM DAIYA)が1分56秒27で優勝した。
第1泳法のバタフライこそ2位で折り返したが、第2泳法の背泳ぎからトップに。最後は2位に2秒以上の差をつけて勝ち切った。「う~ん。感じ的に、もうちょっといけた」と悔しそうな表情を見せつつも「世界水泳より全然余力がある。かなり泳いできたので自信も違う」と振り返った。
今年3月から16年リオデジャネイロ五輪200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵さんを導いた加藤健志コーチに師事。瀬戸は新たな環境に身を置いたシーズンを振り返り「バタバタと色々新しい事ざんまいの1年だったんですけど、非常に充実した日々を過ごすことができた。また強い自分になれる兆しというか、道が見えてきている」と力強く語った。
今シーズンは今大会で一区切りとなり、強化期間に入る。来夏には福岡で世界選手権が開催され、24年パリ五輪に向けての戦いが本格化する。「福岡はパリの前哨戦。この冬場乗り越えれば、必ず自信を持ってレースもできる。ワクワクした気持ちで福岡まで行って、またその先に見えたものってのをパリ(五輪)までに塗り潰していきたい」と先を見据えた。