飛び込み・金戸凜が3位「久しぶりに試合をやっていて楽しかった」
「栃木国体・飛び込み」(13日、日環アリーナ栃木)
成年女子高飛び込みが行われ、世界選手権シンクロ板飛び込み銀メダルの金戸凜(東京・セントラルスポーツ)が368・45点で3位となった。1位には同代表の板橋美波(滋賀・滋賀県スポーツ協会)、2位には同代表の荒井祭里(兵庫・JSS宝塚)が入った。
今年一番の大接戦だった。日本代表選手らが水しぶきの立たないノースプラッシュを連発。そのプレッシャーのかかる中で、金戸は1本目から審判員に10点満点の評価を得る完璧な演技を見せた。その後も安定した演技で2位をキープしたが、最終5本目にわずかに入水が乱れて3位。ただ国内でハイレベルな戦いを行えることに「悔しいんですけど、日本でこのレベルの試合をできているのが今までなくて、順位が詰まっている中で自分が戦えているっていうのがすごいうれしかった。久しぶりに試合をやっていて楽しかったです」とすがすがしい表情で語った。
金戸は祖父母、両親が五輪に出場した五輪一家。6月の世界選手権ではシンクロ板飛び込みで銀メダルの快挙を成し遂げた。2023年には福岡での世界選手権、24年にはパリ五輪が控える。家族3代五輪出場へ-。「今の自分はまだ全然伸びしろがある。ここで満足しないでいきたい」。19歳のホープが先を見据えた。





