フェンシング・尾崎が崖っぷちから大逆転 前回王者の高嶋を撃破 世界女王・江村との決勝へ

 「フェンシング・全日本選手権」(9日、駒沢体育館)

 女子サーブル個人の準決勝までが行われた。世界選手権同団体銅メダルメンバーの尾崎世梨(法大)が、前回覇者の高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)を撃破して、初の決勝進出を決めた。11月5日にLINE CUBE SHIBUYAで行われる。

 尾崎は予選プールを4勝1敗で通過。準決勝では高嶋にリードを奪われながらも、11-14の崖っぷちから4連続得点で逆転勝ちした。今までの最高成績はベスト32。勝負が決まると雄たけびを上げて、感情を爆発させた。「一本勝負(14-14)になった時に、勢いに乗っていた状態だったので、強い気持ちでやることを決めて最後勝負した」と胸を張った。

 決勝では「憧れの選手」と話す世界女王の江村美咲(立飛ホールディングス)と対戦する。「相手が入ってくるところに、相手よりも先に入る技が得意。そこをうまく引き出せるように戦術を立てていければ」と力を込めた。

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