五輪王者に食い下がった男子バレーに飛躍の予感 エース西田が魂の両軍最多31点「自信になった」

 「バレーボール男子・世界選手権」(5日、リュブリャナ)

 決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランク7位の日本は、東京五輪金メダルのフランスと対戦。フルセットの大接戦となったが、2-3で惜敗し、ベスト16で散った。2-2に追いついて迎えた最終セットは、15-14と先にマッチポイントを握ったが、あと1点が奪えず、最後は16-18と力尽きた。西田有志(ジェイテクト)が両チーム断トツ最多の31得点、スパイク決定率57・5%と躍動。主将の石川祐希(ミラノ)も22得点を挙げるなど奮闘したが、番狂わせの金星にはあと一歩届かなかった。大会の目標としていた8強にも届かなかった。

 試合後、西田は「今回が初めてと言っても、おかしくないぐらい自分たちもいいパフォーマンス、いいコンディションで臨めた試合だったんですけど、やはり勝ったという気持ちが少し出てしまったのが、負けたことに繋がったのかなと思います」と、悔しそうに振り返った。

 今季はネーションズリーグで8強、世界選手権で16強でシーズンが終了。パリ五輪を見据えた足がかりはつくった。「僕たちが口にしてきたのは、ベスト8。今回は16で終わってしまった中でも、この試合ができたことを自分たちの自信に繋げていきたいと思いますし、チーム全体にとっても自信になったと思う。これを自分たちはポジティブにとらえるしかないので、各自シーズンに入ってくると思うので、そこでより自分たちのレベルを上げられるようにしたい。もっともっといけると自分たちを信じていきたい」と、見据えた。

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