スポーツ庁・室伏長官、五輪汚職に落胆「残念で悲しい」組織委時代に元理事と面識も

 スポーツ庁の室伏広治長官(47)が1日、都内で定例記者会見を行った。東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事が受託収賄容疑で逮捕されたことを受け、「東京大会は1年延期して、コロナ禍の中でなんとか行うことができた。こうして時間がたってから、こういった残念で悲しいニュース(が出て)、つらい思いをしている」と語った。

 室伏氏自身も、14年6月から20年9月までは組織委のスポーツディレクターを務めており、高橋元理事とは組織委を通じて面識があったという。「(組織委の)理事会やスポーツイベント等でごあいさつする機会もあった」と明かした。

 また、日本オリンピック委員会(JOC)と札幌市が2030年冬季大会の招致活動を行っている中、汚職による五輪自体へのイメージダウンは必至。「札幌市民、北海道民の皆さまに(開催意義を)ご理解いただけるように、JOCと札幌市が中心となって丁寧に説明していくことが今は重要」と述べた。

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