逸ノ城 反則負けピンチも4連勝 貴景勝のマゲに触れ肝冷やした

 マゲを気にする貴景勝
 逸ノ城(右)が寄り切りで貴景勝を破る
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 「大相撲名古屋場所・4日目」(13日、ドルフィンズアリーナ)

 平幕逸ノ城が大関貴景勝を寄り切り、無傷4連勝とした。新型コロナ感染による休場明けの場所で、初日から三役以上を4連破する会心スタートを切った。横綱照ノ富士は琴ノ若を下し3勝目。かど番の大関2人は、御嶽海が霧馬山を下して2勝目。正代は小結豊昇龍をはたき込みで退け、初日を出した。全勝は逸ノ城、一山本、錦木の平幕3人となった。

 211キロ巨漢が快進撃だ。逸ノ城は左の張り手から右四つに貴景勝を捕らえると、まわしをガッチリ引きつけ、寄り切った。張り手の際に指がまげにかかり物言いはついたが、軍配通りに勝ち名乗りを受けた。昨年九州場所では貴景勝のまげをつかんで反則負けを喫しており「心配になった」と肝を冷やしたが、今度はセーフ。「体も動いていて、前にも出られている。しっかりつかまえられた」と胸を張った。

 先場所はコロナ感染のため休場。体調に問題はなく、他の力士の活躍をテレビで観戦したという。「変な感じだった。俺も頑張らないとなと思った」と悔しさを募らせ、いつも以上に稽古に打ち込んできた。

 その成果もあってか、2関脇、小結、そして大関を撃破。4連勝発進は、千秋楽まで優勝争いに絡んで14勝1敗の成績を残した2019年の春場所以来だ。5日目は横綱照ノ富士戦。「先に先に前に出られるように。自分の相撲を取っていきたい」と力強く語った。

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