玉井陸斗らが帰国 史上初の銀メダルのご褒美は「ユニバ」

 飛び込みの日本選手団が5日、世界選手権(ブダペスト)を終えて成田空港に帰国した。男子高飛び込みで史上初の銀メダルを獲得した玉井陸斗(15)=JSS宝塚=の表情は晴れやかで、「無事に帰って来られて安心。メダルは取れると思っていなかった。これからの自信になった」と喜んだ。

 快挙後は友人や関係者から、約100件のお祝いメッセージが届いたという。特に6本目の演技を終えて、カメラに向かって投げキッスをしたことへの反響が多かったと明かし、「深く考えてなかったんですけど、外国人の方がやっていたので、やってみたかった」と照れくさそうに笑った。

 また、練習を共にする五輪最多6度出場の寺内健(ミキハウス)からも「おめでとう、演技が落ち着いてきたな」と称賛され、玉井は「憧れの選手が喜んでくれて本当にうれしい」と語った。

 初の世界選手権。予選、準決勝をそれぞれ3位で通過すると、決勝では「楽しんだもの勝ちかなと。失敗する気がしなかった。練習ではないくらいよかった」と3本目の大技109C(前宙返り4回転半抱え型)で自己最高の99・90点をマーク。4位で迎えた最終6本目の5255B(後ろ宙返り2回転半2回転半ひねりえび型)でも、95・40点の高得点で、強豪中国の一角を崩し、2位に入った。

 今後は8月の日本選手権、インターハイに出場する予定。今大会のご褒美には、大阪府にあるテーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くといい、「ジェットコースターに乗りたい」と15歳らしい一面も見せた玉井。高飛び込みと板飛び込みの“二刀流”の挑戦を掲げる、24年パリ五輪へ向けて「さらに上の順位を、次は金メダルを目指したい」と宣言した。

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