玉井陸斗 進化の国際大会自己ベスト 3位で決勝進出「素直にうれしい」

 「水泳・世界選手権」(2日、ブタペスト)

 男子高飛び込み準決勝で玉井陸斗(15)=JSS宝塚=は471・95点の3位、大久保柊(昭和化学工業)は373・75点の12位となり、決勝に進んだ。

 7位だった東京五輪からの進化を示した。15歳の玉井は準決勝で国際大会での自己ベストという得点をマークし「率直にうれしい」とはにかんだ。

 好内容だった予選より、さらに入水時の体の角度が理想に近づいたという。1回目から70点以上の得点を並べ、最後の6回目は鮮やかに水面を切り裂いて88・20点をたたき出した。

 今大会は技そのものだけではなく、時間の使い方にも気を配る。出番の合間になるべく体を動かすようにして、より演技しやすい状態を整えて台に上がっている。

 予選、準決勝とも中国勢に次ぐ好位置で通過。それでも内容には満足していない。「入水の切れはまだまだ。本領を発揮できてない」と向上できる余地があることを示唆した。

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