AS日本勢初2冠の乾友紀子、現役続行前向き 来年福岡世界選手権「気持ちは出たい」

 世界選手権のメダルを掲げるAS日本代表、2枚の金メダルを掲げる(後列左から3人目の)乾友紀子=成田空港
世界選手権のメダルを掲げるAS日本代表、2枚の金メダルを掲げる(後列左から3人目の)乾友紀子=成田空港
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 水泳の世界選手権(ブダペスト)に出場したアーティスティックスイミング(AS)の日本代表が27日、成田空港に帰国した。ASで日本勢初の2冠に輝いた乾友紀子(31)=井村ク=は「金メダルを見ていただけてうれしい」と喜んだ。

 乾は31歳のベテラン。今後については、「来年の福岡の世界水泳に出たくて競技を続けてきた。このチャンスを逃すのはもったいない。気持ちは出たい」と、現役続行に前向きな方針。井村雅代ソロコーチも「やりたいというならもちろん指導したい」と、全力で後押しする構えだ。

 2枚の銀メダルを獲得した姉の佐藤友花と弟の陽太郎(ともにジョイフルアスレティックク)は、「こんなに囲まれることは一度もなかった」(友花)、「持てる力を全て出し切れた」(陽太郎)と感慨深げだった。

 プロ野球広島の元選手・比嘉寿光さんの長女で14歳の比嘉もえ(AS広島)は、チームで獲得した3枚のメダルに「すごくうれしい」と笑顔。一方で、吉田萌(ザ・クラブピア88)と組んだデュエットでのメダル獲得を逃しており、「もっと伸ばさないといけない」と気を引き締めた。

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