デーデー・ブルーノがV 今季低迷も「ちょっとずつ調子が戻ってきた」坂井は棄権

 男子100メートルで優勝したデーデー・ブルーノ
 男子100メートル決勝 10秒20で優勝したデーデー・ブルーノ(左から2人目)。右から2人目は3位の小池祐貴=ヤマタスポーツパーク陸上競技場
 男子100メートル決勝 10秒20で優勝したデーデー・ブルーノ=ヤマタスポーツパーク陸上競技場
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 「陸上・布勢スプリント」(26日、ヤマタスポーツパーク陸上競技場)

 男子100メートル決勝が行われ、東京五輪のリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒20(追い風0・1メートル)で優勝した。東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)は10秒23で3位、今年の日本選手権3位の柳田大輝(東洋大)は10秒27で5位。予選で10秒02を出し、世界選手権(7月、米オレゴン州)代表に内定した坂井隆一郎(大阪ガス)は棄権した。

 今季、思うような結果を残せずにいたデーデーが、社会人初優勝を遂げた。「(今月の)日本選手権からちょっとずつ調子が戻ってきた」と笑顔。春先は83~84キロだった体重を80~81キロに絞ったことで、余計な脂肪を減らし、結果につながったという。

 飛躍の年だった昨年とは大きく異なり、今年は苦戦が続き、「1回走るのが嫌だなとは思ってしまった」という。「ちょっと休憩したいとは思ってました。(春先の)ゴールデングランプリで気持ちが切れ始めて、1回そこで1カ月ぐらいレースを休んだ」と、苦悩の末につかみとった優勝だった。

 布勢スプリントでは、昨年大会で山縣亮太(セイコー)が9秒95の日本記録を樹立している。

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