ラグビー日本代表“新鮮力”で圧倒 5年ぶり先発復帰のSO・山沢拓也 定位置獲り前進

 後半、キックパスを出す山沢(左)
 ウルグアイに快勝し、スタンドに手を振る(左から)坂手、リーチ、山沢拓、堀江
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 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本43-7ウルグアイ」(25日、ミクニワールドスタジアム北九州)

 日本代表(世界ランキング10位)はウルグアイ代表(同19位)との第2戦で6トライ(認定1含む)を挙げ、43-7で圧勝した。代表候補で戦った第1戦からメンバーを入れ替え、今回は主力で臨み22年のテストマッチ2連勝。5年ぶりの代表先発となったSO山沢拓也(27)=埼玉=は前半に3連続PGを決めるなど司令塔としても貢献し定位置取りに前進した。7月には世界ランキング2位のフランス(2日・豊田スタジアム、9日・国立競技場)と2連戦を控える。

 新戦力の加わったジャパンが圧倒した。5年ぶりのテストマッチとなった先発SO山沢は「自分のやるべき仕事はできた。自分らしさは出せた」。W杯出場国相手にも臆せず力を発揮した。

 前半から攻め立てた。開始5分、フッカー坂手主将のトライを皮切りに、山沢が約50メートルのPGを沈めるなど3PG。後半8分には右サイドから逆サイドのWTBフィフィタへキックパスで“サイドチェンジ”。中学までサッカーをやっていたファンタジスタが足で魅了した。

 最終的にチームは6トライ43得点。失点は7点のみ。「敵陣でプレーできて失点を抑えられた」と司令塔としての役割を全うした。リーチも「いいゲームコントロールだった」と合格点を与えた。

 山沢の後を継いで投入された李、代表では手薄なロックで途中出場したワクァ、トライを決めたWTBファンデンヒーファーの3人も初キャップで貴重な国際舞台を経験。ジョセフHCは山沢も含め「新しい選手たちが本当にいいパフォーマンスをした。満足している」と評価した。

 山沢にとっては田村、松田が不在の状況で定位置を奪い切るチャンス。指揮官は「経験を積むことでもっといい選手になる」と期待。世界ランキング2位・フランスに挑む次戦で真価が試される。

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