レスリング“川井改め”金城梨紗子 ママレスラーで五輪挑戦「目指すことに意味があるかな」

 日本オリンピック委員会(JOC)は23日、都内で「シンボルアスリート」認定式を行った。レスリング女子五輪2連覇の金城(旧姓・川井)梨紗子(27)=サントリービバレッジソリューション=は、5月の第1子出産を経て、24年パリ五輪に挑戦することを明言。体操の橋本大輝(順大)、柔道の阿部一二三(パーク24)と阿部詩(日体大)、ソフトボールの上野由岐子(ビックカメラ高崎)、フィギュアスケートの宇野昌磨(トヨタ自動車)らも出席した。

 金城が“ママレスラー”のパイオニア宣言だ。5月に第1子の女児を出産したばかりだが、初めて公の場でパリ五輪挑戦を明言。海外では出産後も第一線で戦う選手がいることを踏まえ「結婚し、子供を産んで五輪を目指す選手は(日本の)レスリングではいなかったので、私が目指すことに意味があるのかな」と決意を込めた。

 今月の明治杯全日本選抜選手権では、東京五輪62キロ級金メダルの妹友香子のセコンドとして現場復帰。12月から始まるパリ五輪代表争いに向けてトレーニングを再開しており「(出産を経て)出場を目指している姿を見てほしい。今後の女性アスリートのきっかけになれば。母になったアスリートとして、前に立っていろいろと発信していきたい」と使命感を燃やした。

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