田中希実が3連覇 国内敵なし2位を4秒ぶっちぎった 世界選手権内定

 「陸上・日本選手権」(10日、ヤンマースタジアム長居)

 女子1500メートル決勝で、日本記録保持者で東京五輪8位入賞の田中希実(22)=豊田自動織機=が4分11秒83で3連覇。世界選手権代表を決め、「世界のレースにしっかり乗っかっていけば、自己ベストを出せる」と目標を掲げた。

 序盤は中位につけたが、すぐに飛び出しレースをけん引。「ラスト1周を大事にした」と後続を引き離して、国内敵なしを見せつけた。3位以内で内定だったが「自分を見失えば、3位を死守できないこともあると思った」と重圧とも戦った。

 5月は渡米し、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグなど2戦に参戦。今季最高の4分06秒35をマークした一方で「世界の中でもっと戦えるようになるにはどうすればいいかを肌で感じた」と高い壁にもぶつかった。

 今大会は1500メートルに加え、すでに参加標準記録を突破した5000メートルと、記録突破を目指す800メートルの3種目で代表切符を目指している。その中の「2種目でチャレンジしたい」と貪欲に大舞台を見据える。

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