ロコ・ソラーレが白星発進 中部電力との接戦制す「初戦にしてはいい試合」

 「カーリング・日本選手権」(22日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

 開幕し、女子1次リーグは北京五輪で銀メダルを獲得し、2大会ぶりの優勝を狙うロコ・ソラーレが今年の世界選手権代表の中部電に7-4で勝利し、今大会初戦を白星発進した。

 初戦からの優勝候補対決は熱い戦いとなった。第1エンドは互いに点が入らないブランクエンド。第2エンドは有利な後攻のロコ・ソラーレが先制したが、第3エンドでは中部電力が2点を奪取。前半を終えてロコ・ソラーレが1点を追う3-4と、きっ抗した展開となった。

 第6エンドは再びブランクエンド。第7エンドでロコ・ソラーレが1点返して4-4の同点となった。第8エンドは後攻の中部電力に有利な展開が続いたが、ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月が最終投を決めて流れをつなぐと、中部電力のスキップ北沢育絵が最終投を決めきれず、ロコ・ソラーレが1点をスチールした。

 勝負の第9エンドはハウス(円)の中に石がたまる展開に。後攻の中部電力の北沢はハウスに石が9個も入る中での難しい最終投を強いられ、ロコ・ソラーレが再び1点をスチールして6-4と引き離した。

 藤沢は「初戦にしてはめちゃくちゃいい試合ができた」と笑顔で、「後半何度も相手にチャンスを作られてしまったので、ちな(吉田知那美)とも『ここはもう我慢だね』と声をかけながらやっていた。気持ち的な部分やショットの我慢で、最後相手にプレッシャーかけられて良かった」とうなずいた。

 今大会はロコ・ソラーレにとっては地元・常呂町での凱旋試合。次戦はロコ・ソラーレはチーム広島、中部電力はフォルテウスとともに22日18時から対戦する。藤沢は「次の試合に向けて、今日出たミスをしっかり修正できれば」と力を込めた。

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