東京SG・主将中村 意地の逆転決勝トライ「チームにいい影響を与えないといけない」

 「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、東京SG30-24BL東京」(21日、花園ラグビー場)

 1試合が行われ、東京SG(レギュラーシーズン1位)がBL東京(同4位)に逆転勝ちし、花園での“府中ダービー”を制した。トップリーグ(TL)ラストシーズンの昨季に続きプレーオフ決勝(29日、国立)に駒を進めた。決勝は埼玉-東京ベイ(22日、秩父宮)の勝者と戦う。敗れたBL東京は3位決定戦(28日、秩父宮)に回る。

 頼れる主将が試合を決めた。23-24とリードされた後半19分。ラインアウトの流れからCTB中村が冷静に空いたスペースへ走り込み決勝トライ。「タイトなゲームこそ自分がチームにいい影響を与えないといけない」。リーダーとしての自覚が勝利を呼んだ。

 今季、BL東京には1月8日の開幕戦こそ勝利したが、1日の第15節では3-27で敗れていた。今回も前半は互いに譲らず17-17で折り返し、終盤も猛攻を受けた。SH流は「どっちが勝ちたい気持ちがあるかだった」と“府中ダービー”での意地のぶつかり合いを制し、新リーグ初代王者に王手をかけた。 

 BL東京は、後半に得点を取り切れなかった。終盤には攻め込んだ場面でラインアウトの5連続反則など、ミスでチャンスがつぶれた。前半を17-17で折り返し、勝利の可能性が十分あったからこそリーチは「ミスの積み重ねで自分たちの勢いを作ることができなかった」と悔やんだ。ただ、最後のTLで9位に終わったチームが今季4強入りしたことに「成長を感じる」と前向きに捉え、3位決定戦に向かう。

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