東京SG・中村亮土主将「最後は笑顔で終わりたい」初代王者に王手 ラグビーリーグワン

 BL東京に勝利し、集合する東京SGフィフティーン(撮影・北村雅宏)
 後半、逆転となるトライを奪い、拳を突き上げる東京SG・中村亮土(左)=撮影・北村雅宏
 前半、BL東京ディフェンスをかわす東京SGのダミアン・マッケンジー(中央)=撮影・北村雅宏
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 「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、東京SG30-24BL東京」(21日、花園ラグビー場)

 プレーオフ準決勝1試合が行われ、東京SG(1位)がBL東京(4位)に勝利し、花園での“府中ダービー”を制した。トップリーグ(TL)ラストシーズンの昨季に続きプレーオフ決勝(29日、国立)に駒を進め、リーグワン初代王者に王手をかけた。

 23-24とリードされた後半19分。ラインアウトの流れからキャプテンのCTB中村亮土が中央の空いたスペースに走り込み逆転の決勝トライを決めた。「タイトなゲームこそ自分がチームにいい影響を与えないといけない」。持ち味の勝負強さを見せ、勝利を呼び込んだ。

 TL優勝5回を誇るチーム同士の対戦でもあった。今季は1月8日の開幕戦では東京SGが60-46で勝利していたが、1日の第15節ではノートライに抑えられ3-27で敗れていた。

 今回の対戦では負ければ優勝への道が閉ざされる一戦。中村は「今まで(レギュラーシーズン)の戦い方とは違って負けたら終わりというラグビーをしないといけなかった。今週はミーティングを重ねながら意思統一して自分たちで考えながら(ゲームプランを)組み立てた。それがメンタル的にも慌てずに遂行できた」と振り返った。

 決勝は埼玉-東京ベイ(22日、秩父宮)の勝者と戦う。中村は「最後に優勝したいという思いだけでここまでやってきた。このチーム、仲間とともに最後は笑顔で終わりたい」と力を込めた。

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