多田修平「苦い思い出」払しょくだ バトンミスした国立競技場で「いい結果を」

 8日に開催される陸上のセイコー・ゴールデングランプリに出場する有力選手が7日、会場の国立競技場で記者会見を行い、男子100メートルで10秒01の自己記録を持つ多田修平(25)=住友電工=は「五輪が終わってからいい結果をあまり残せていない。とにかく勝負にこだわって楽しんでいけたら」と意気込んだ。

 昨夏の東京五輪も同競技場だった。メダル獲得に期待がかかった400メートルリレー決勝。多田は1走を担当したが、2走にバトンを渡せず、途中棄権に終わった。「僕もこの競技場は苦い思い出が強い。バトンミスや(100メートルで)予選落ちをしてしまった」と苦笑しつつ、「ここを起点にまたいい結果を残して、好印象で試合を終えられたら」と快走を誓った。

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