バドミントン・主将桃田「強い気持ちで」「自分は自分」日本選手団がアジア選手権へ出発

 バドミントン日本代表選手団が23日、アジア選手権(26日~5月1日、フィリピン・マニラ)へ向けて成田空港を出発した。東京五輪代表で主将の桃田賢斗(NTT東日本)が取材に応じ、「合宿も普段通り取り組めた。自分のペースで気持ちを作っていきたい」と落ち着いた表情で語った。

 同大会はコロナ禍の影響で開催は3年ぶり。18、19年大会で優勝している桃田は3連覇に期待がかかる。「試合できることがすごい幸せなこと。期間があきすぎているので意識せずに、一点一点しっかり自分のものにできるように。強い気持ちを持って向かっていけたら」と力を込めた。

 課題はネット前の踏み込み。「勇気を持っていけてない」と技術面ではなくメンタル面を原因に挙げた。「自信を持って打てていないのは分かっている。今の自分は自分でしかないので。できることを全力で出し切りたい」と現時点でのベストを尽くすつもりだ。日本代表の朴柱奉ヘッドコーチは「昔のベストには届いていないが、試合ができればコンディションも戻る」と復調に期待を寄せる。

 アジア選手権後は帰国せず、タイ・バンコクで行われるトマス杯・ユーバー杯(5月8~15日)に臨む。報道陣に「理想を100としたら」と問われ「50くらい」と応えた桃田。完全復活へ、今回の遠征できっかけをつかむ。

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