高木美帆 現役続行表明「スケートをやりたいなと思った」26年五輪は「分からない」

 北京五輪スピードスケート女子で金1個、銀3個のメダルを獲得した高木美帆(27)、写真=日体大職=が5日、都内で会見し、「(まだ)スケートをやりたいなと思った」と現役続行を表明した。期限は設けず休養するものの「滑ることに前向きな自分に気付いた。使命感や責任感ではないところで、スケートを滑りたい」と意欲を示した。

 ただ、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪挑戦については「正直よく分からない」と吐露。「20代前半に比べて体に関してはカウントダウンが確実に始まっている。心とは裏腹に体の限界が来るかもしれないし、ミラノに関して責任を持って発言できる状態じゃない」と語った。

 また、この日は姉の菜那が引退を発表。自身もサプライズで花束を贈呈した。「ケンカもするが、一緒に旅行や買い物にも行く普通の姉妹。同時に、同じ種目のライバルでもあり特殊な関係だった」と振り返り、「寂しい気持ちもあるが、もう競わなくていいんだな」と“普通の姉妹”に戻れることを喜んだ。

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