カーリング女子のフォルティウスが３０日、デバイス再生事業のニューズドテック社とトップスポンサー契約を結び、都内で報告会を行った。

　元北海道銀行の主力だった船山弓枝（４３）、近江谷杏菜（３２）、小野寺佳歩（３０）、吉村紗也香（３０）の４人を中心に、２０年ユース五輪銀メダルの小林未奈（１９）が加入したチームは、昨年１２月に新たなスタートを切り、スポンサーを募集していた。同社のほか、加茂川啓明電気ともスポンサー契約が発表された。小野寺は「新たなスタートを切った時は、スポンサーゼロから始まった。心からうれしく思います。まだまだ強くなれるチームと思っている。日々努力していきたい」と、力を込めた。

　フォルティウスとして連覇の懸かる５月の日本選手権で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ、世界選手権代表の中部電力らと覇権を争う。北京五輪でのロコ・ソラーレの活躍について吉村は「ほぼ毎試合みてました。見ていて、本当に最後まで素晴らしい戦いをしていましたし、結果も素晴らしい銀メダル。私たちは（昨年９月）代表決定戦負けて、五輪を逃した。もしかしたらあそこに立っていたのかもという、悔しさもありながらみていたけど、素晴らしい戦いだった」と刺激を受けた様子。「代表決定戦で負けているので、チャレンジャーとしての気持ちをもって臨めたら」と、力を込めた。