柔道五輪王者の大野将平、素根輝らが4月選抜体重別を欠場 世界代表落選の可能性も

 全日本柔道連盟(全柔連)は23日、全日本選抜体重別選手権(4月2、3日・福岡国政センター)にエントリーしていた東京五輪金メダリストの男子73キロ級・大野将平(旭化成)、女子78キロ超級・素根輝(パーク24)ら5人の欠場を発表した。10月の世界選手権(タシケント)の代表選考会を兼ねており、代表落選の可能性もある。

 24年パリ五輪に向けた新たな代表レースの本格スタートとなる今大会。各階級で東京五輪代表や、昨年の世界王者などトップ選手が一堂に会する豪華陣容となっている。

 今年の世界選手権代表選考については、4月の今大会と、最重量級は全日本選手権(女子=17日・横浜武道館、男子=29日・日本武道館)をもって選考する。前年までの実績も考慮されるものの、全柔連の強化委員会はパリ五輪やそれ以降も見据え、今回の全日本選抜体重別選手権を重視する方向性を打ち出しており、五輪金メダリストであっても欠場者は今年の世界代表から落選する可能性がある。

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