休場の照ノ富士に師匠の伊勢ケ浜親方「よっぽどきついんじゃないですか」

 横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が18日、日本相撲協会に「右踵骨(しょうこつ)骨挫傷、左変形性膝関節症による強い疼痛(とうつう)を認め、約1カ月の加療を要する」との診断書を提出し、休場した。休場は20年9月場所以来通算12度目で、昨年秋場所の横綱昇進後では初めて。6日目の対戦相手、阿武咲は不戦勝となる。

 照ノ富士は両膝に古傷を抱え、初場所終盤に右かかとを痛めた。2月上旬には新型コロナに感染。調整の遅れが心配された今場所は、2日目に大栄翔、5日目に玉鷲に敗れて3勝2敗だった。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、17日夜に本人から「かかとと膝が限界」と休場の申し出があった。同親方は「先場所のが治っていなくて、悪化した感じ」と明かした。

 「やっぱり本人もそういう気持ちは強いですから」と、一人横綱としての責任感から出場を続けたと説明。「自分から(休場を)言ってくる子じゃないので、よっぽどきついんじゃないですか。私から見たらあのケガで普通に相撲取ってること自体がもう…大変なんじゃないですか」と弟子を気遣った。手術はせずに治療し、夏場所での復帰を目指す。

 今場所の十両以上の休場は、幕内石浦に続いて2人目。

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