平和願い北京パラ閉幕 ウクライナ同国最多メダル29個 日本は98年に次ぐ金4個

 「北京パラリンピック・閉会式」(13日、国家体育場)

 第13回冬季パラリンピック北京大会は13日夜、国家体育場(通称「鳥の巣」)で閉会式が行われ、障害者スポーツの冬の祭典が幕を閉じた。ロシアのウクライナ侵攻による戦火が消えない中で10日間開催。パラリンピック旗は次回2026年大会を開催するミラノ・コルティナダンペッツォ(イタリア)に引き継がれた。

 閉会式のテーマは「ぬくもりの中で永遠に」-。プロジェクションマッピングでフィールドに映し出されたレコードプレーヤーを再生する形で進行し、開会式と同様に障害者と健常者の演者がパフォーマンスした。

 日本選手団主将でアルペンスキー3冠の村岡桃佳(トヨタ自動車)やウクライナ選手の競技映像を流し、大会を振り返った。旗手として日本はスキー距離の川除大輝(日立ソリューションズJSC)が入場。地球が投影された中央に集まり、国境のないインクルーシブ(分け隔てのない)な世界を表現した。

 終盤には時計が出現し、改めて選手の活躍を映像で伝えた。バイオリン奏者の演奏に乗って「雪の結晶」のオブジェが徐々に降下。聖火は消え、夜空に花火が打ち上がった。

 大会は、ウクライナ勢が同国史上最多の29個のメダルを獲得した。日本は1998年長野大会に次いで多い金メダル4個に輝き、合計は7個。地元中国が金18個を含む計61個のメダルと躍進した。

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