陸連瀬古利彦副会長 快走のキプチョゲを大絶賛「神のような人。よくぞ地球上に」
「東京マラソン2021」(6日、東京都庁~東京駅前)
日本陸連の瀬古利彦副会長は、キプチョゲの快走に興奮を隠しきれなかった。世界記録更新とはならなかったものの、2時間2分40秒の日本国内レース最高記録での優勝。「すごすぎて僕が語るの恥ずかしいぐらい。10代の頃から世界のトップを走り続けている。普通はモチベーションが切れるが、まだ世界記録を出す気持ちがある。そういう選手はいない。ケニアもたくさん強い人がいるが、お金がついてくると続かない選手もたくさんみている。彼は特殊。僕らが論評する人ではない。神のような人。尊敬どころじゃない。よくぞ地球上に彼のような選手が現れたなと」と、称賛が止まらなかった。
日本歴代2位のタイムで走った鈴木健吾についても「見事に5分台で走ってくれた。(日本記録を出した)びわ湖がフロックではないと証明してくれた。評価できる。独走になった状態で、日本歴代2番。立派な走りだった」と、うなずいた。