内村、リオで激闘のライバルを心配 ウクライナのベルニャエフ「今、どうしているのか」
体操男子個人総合12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪2連覇の内村航平(33)=ジョイカル=が3日、現役最後の舞台となる「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」(12日、東京体育館)を前に、オンライン取材に応じた。
ロシアによるウクライナ侵攻が波紋を広げる中、リオ五輪個人総合で激闘を繰り広げたオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)を思いやった。「ウクライナといえば、個人総合をともに戦ったオレグ・ベルニャエフがいる。今どうしているのか、心配なことはある」と、心を痛めている様子だった。
問題はスポーツ界にも広がっており、ロシアやベラルーシの選手を大会から除外する動きもある。「政治、戦争のことは立場上いう権利がないというか、僕の一言でなにか変わるわけではないので」とした上で「スポーツのところにまで影響が及んでしまうのは悲しいこと」と、話した。