小林成美が初優勝 日本選手権クロスカントリー
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「陸上・日本選手権クロスカントリー」(26日、海の中道海浜公園)
女子8キロは、昨年末の全日本大学女子選抜駅伝で4連覇を果たした名城大の小林成美(21)が、マッチレースとなった猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)をフィニッシュの直前で抜き去り、26分34秒で初優勝した。
エントリーしていた不破聖衣来(18)=拓大、田中希実(22)=豊田自動織機TC=が欠場した中で、名門のエースが底力を見せつけた。世界選手権(7月、米オレゴン州)の1万メートルの参加標準記録はすでに突破。「(前日の)記者会見にも呼んでいただき、オレゴンの参加標準を突破している責任を果たさないと、と思った」と、最終盤での逆転劇を振り返った。
1万メートルは不破や広中璃梨佳(JP日本郵政グループ)ら5人が参加標準をクリアしている激戦種目。この勝利で「いいイメージを(トラックに)つけたい」と話していた。