松田瑞生「浪速のど根性走り」見せる 地元で3度目Vへ「世界に羽ばたきたい」

 大阪国際女子マラソン(30日、ヤンマースタジアム長居発着)の招待選手らが28日、大阪市内で記者会見を行った。東京五輪補欠で、3度目の優勝を狙う松田瑞生(26)=ダイハツ=は、「浪速のど根性走り」をテーマに掲げた。東京五輪出場を逃した悔しさを地元で倍返しする。

 地元・大阪での3度目の優勝へ、“浪速の腹筋女王”は目をぎらつかせた。「今回のテーマは『浪速のど根性走り』。松田旋風を巻き起こす」。圧倒的な活躍を見据え、松田はそう宣言した。

 悔しさを晴らすレースにする。松田は東京五輪代表選考会を兼ねた20年大会で優勝。東京五輪代表の有力候補となったが、3月の名古屋ウィメンズマラソンで一山麻緒(ワコール)に記録を上回られ、五輪出場を逃した。

 厳しい練習を積み重ね、この舞台に戻ってきた。「月間の走行距離は過去最高を上回る。日本一って言われるぐらいの自信があります」と言い切った。

 今大会は2024年パリ五輪の代表選考レース進出を争う女子指定大会の初戦で、今年7月の世界選手権(米オレゴン州ユージン)の代表選考会の一つ。

 「世界の猛者たちとトップ争いをしたい」と世界選手権切符に照準。「大阪の地で世界に羽ばたきたい。大好きな大阪で優勝することができれば最高かな」と思い描いた。

 2年前、母に「ライオン」に例えられた自慢の腹筋は「(今年も)ライオンでした」と笑い飛ばした。「ラストスパートは我慢してきた寿司をめがけて走りたい」と話すなど、“松田節”も全開だ。世界を視野に百獣の王となり、りりしい走りで圧倒する。

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