高橋大輔、アイスダンス日本勢最高銀メダルから芽生えた欲「表彰台の真ん中に立つことを」
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(21日、タリン)
アイスダンスのフリーダンスが行われ、村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は109・48点をマークし2位となり、合計181・91点で2位に入った。日本勢にとっては18年の銅メダル(村元哉中、クリス・リード組)以来、同種目で過去最高成績となる銀メダルを獲得した。
高橋にとっては、シングル時代の2012年以来10年ぶりのメダル獲得。「緊張感も高い中でアイスダンサーとしてフリーに挑んで。シングルで表彰台を狙う緊張感を懐かしく思い出しながら、アイスダンサーとして違った緊張感で戦う中で、すごく色んな気持ちを感じた」と振り返った。
また「先シーズンから考えると表彰台なんて想像もつかなかったけど、シルバーメダリストになったうれしさの反面、悔しさもすごくあって、そんな自分にビックリしている」と高橋。「すごく色んな気持ちを味わえたので、僕にとって特別な四大陸選手権」と感慨深げだった。
2人は3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)にも出場予定。「トップ10に入ることを目標にしている」といい、日本歴代最高成績(11位)の更新も期待が懸かる。
今後についての質問には「とりあえず世界選手権へ向かいたい」と高橋。「先のことは決めていないけど、ゴールドメダル、表彰台の真ん中に立つことを二人でやってみたい気持ちや、色んなプログラムをやってみたい気持ちも芽生えている。その先にも色んな景色が見られるんじゃないかという欲も少し出てきている。どうなるか分からないけど、この先も楽しみかなってちょっと思っています」と話した。