福士加代子 “ラスト駅伝”は青森のアンカー 16日・全国女子駅伝 主催者は現地観戦自粛を要請

 第一線を退くことを表明している陸上長距離・福士加代子が、16日に京都府内で行われる「皇后杯第40回全国女子駅伝」にチーム青森の一員として出場する。15日、オーダーリストが発表され、“ラスト駅伝”はアンカー区間の9区(10キロ)を走ることが決まった。

 福士は昨年末、所属するワコール陸上競技部を通じて、1月に行われる2レースで第一線を退く考えを表明。公式ウェブサイトに掲載された直筆とみられる文章には「ワコール陸上部員として22年間、私は走ることに夢中でしたっ!!社員の皆さんを始め、たくさんの人との出会いのおかげで、毎日刺激をもらい、触れ合い、じゃれ合い、いっぱい泣いて、いっぱい笑って、いっぱい叫んで…。本当、毎日いろいろありすぎておもしろい競技生活でしたっ!!」とつづっていた。

 今回が最後の駅伝競技となる模様で、他にも兵庫1区では東京五輪1500メートルで女子中距離種目では93年ぶりの8位入賞を果たした田中希実が出場。注目が集まるが、主催者は公式ホームページのトップで新型コロナ感染拡大防止のため、コース沿道での観戦や応援の自粛を要請。テレビ・ラジオ・インターネットなどでの応援を呼びかけている。

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