12歳・赤間凜音 五輪金の西矢破り初V 大技成功!今大会最高点で逆転

 「スケートボード・日本選手権」(11日、ムラサキパークかさま)

 ストリート決勝が行われ、女子は中学1年の赤間凜音(りず、12)が18・94点で初優勝した。東京五輪金メダルの西矢椛(14)=ムラサキスポーツ=は17・23点で2位にとどまり、伊藤美優(14)が3位。男子はコースの結露で決勝が中止となり、準決勝の結果から佐々木来夢(17)が初優勝、東京五輪代表の白井空良(20)=ムラサキスポーツ=は3位となった。

 10代が席巻するスケボー界で、また新たな“義務教育世代”のホープが頭角を現した。

 赤間は4歳から変わらないという腰までのロングヘアをなびかせながら、目を引くトリックを連発。45秒のラン2本を終え2位につけると、一発技で競うベストトリックの4本目、手すりに跳び乗って滑る大技「バーレー・グラインド」を成功させ、今大会最高5・97点をマークした。合計点でトップだった西矢を抜き逆転。金メダリストを破っての初制覇に「めっちゃうれしい。絶対に1位をとりたくて練習してきたので」と声を弾ませた。

 代表を逃した東京五輪では、同世代で競い合ってきた西矢、中山楓奈がメダルを獲得し「うれしいけど悔しい。もっと頑張ろうという気持ちが出てきた」と刺激を受けた。日本代表の早川大輔コーチが「全てのトリックの成功率が上がって安定感が出てきた」と目を細める成長株。3年後に向けて「世界にはうまい人がいっぱいいる。もっと練習を頑張ってパリに出られるように」と決意を込めた。

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