大野将平まさかの敗戦に衝撃走る「うそ、うそ、うそ…」解説・穴井隆将氏も驚き隠せず
「東京五輪・柔道混合団体・準々決勝」(31日、日本武道館)
日本はドイツに大逆転勝ち。準決勝に駒を進めた。
まさかの展開だった。先陣の女子52キロ級金メダリストの阿部詩が指導3つを取られて反則負け。階級の重い57キロ級のシュトールが相手だったが、衝撃は続く73キロ級金メダリスト大野将平の敗戦だった。
同級のイゴール・バントケに残り20秒で技ありを取られると、中継したNHK・Eテレの解説を務めた穴井隆将氏も驚き。実況の「大野が危ない!」の叫び声とともに、穴井氏は驚きを隠せず「うそ、うそ、うそ、うそ、うそ…」と連発。残り10秒になると、「打て、打て、打て、一発、一発…」と祈るようにつぶやいたが、逆転できなかった。
個人戦では圧倒的な強さで五輪2連覇を果たした大野。だが、一瞬のスキを突かれ、ポイントを奪われた。
日本はここから層の厚さを見せつけ、4連勝を奪ったが、一発勝負の怖さを思い知らされた。
大野が海外選手に敗れるのは棄権による不戦敗(17年GS東京大会)を除くと、2014年世界選手権4回戦で李栄淮に一本負けして以来7年ぶりだった。
ネット上でも衝撃が走り、「ヒヤヒヤした」、「大野も人間だった」、「何が起こるか分からない」などの書き込みが続いた。