NHKカーリング中継中止続く 6日の日韓戦も 会場内広告を問題視 企業側「残念」

 5日にオランダ・レーワルデンで開幕したカーリング混合ダブルスの22年北京五輪出場を懸けた世界最終予選が会場内広告の影響で、NHK・BS1で予定されていた日本チームの試合中継が中止となっている問題で、世界カーリング連盟(WCF)は日本時間6日、声明を発表し、6日に行われる日本対韓国の放送休止を発表した。

 「月曜日のオープニングセッションで、残念ながら韓国対日本を放送することはありません」。すでにBS1では9日まで予定されていた混合ダブルスの中継予定は全試合がNHKの番組表から削除された。11日からの男女4人制の中継予定は、現在のところ変更はない。民放の日本テレビなどは6日、日本のチームを結果を映像付きで放送した。

 中継中止は会場内に成人向け企業の広告があることが理由で、米国で中継を担当するNBC、日本のNHKなどが放送を見送っている。

 オランダメディアによると、同大会のスポンサーにはアダルトグッズ販売の会社がついており、氷上などにピンクのスポンサーロゴが展開されている。現地メディアの「ad.nl」によると、現地の組織委員会関係者は「我々は許可を得ていたし、非常に慎重に行動していた。一部の放送パートナーが試合を放送できないと考えていることに、WCFも驚いていた」と、戸惑っている様子。同スポンサー企業も「このような状況は残念だ。私たちはきちんとした会社で、カーリングは我々の名前を連想させる素晴らしいスポーツだと思う」と、話しているという。

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