札幌五輪は新設施設0 秋元市長「原則税金を投入せず」招致目指す30年大会概要を発表

 札幌オリンピックミュージアム前に設置されている五輪マーク。奥は大倉山ジャンプ台=29日、札幌市
 札幌市役所で記者会見する秋元克広市長=29日午後
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 札幌市は29日、招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックの大会概要案を公表した。19年段階で3100億~3700億円と試算していた開催経費については最大900億円削減し、大会運営費は2000億~2200億円、施設整備費を800億円と試算した。会見した秋元克広市長は「IOCの負担金やスポンサー収入等を活用し、原則、税金を投入しない計画」と、説明した。

 今年の夏の東京五輪では開催経費が大幅に膨れあがり、世論の批判を集めたことから、招致への理解を得るため、既存施設を活用。新設する競技会場は0として、秋元市長は「持続可能な大会にする」と、述べた。

 五輪は2030年2月8~24日の17日間に7競技109種目を行い、2891人の選手が参加、パラリンピックは同年3月8~17日の10日間で6競技80種目を行い、563人の選手の参加を見込んでいる。

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