24年パリ五輪代表選考のMGC進出条件を発表 男子の設定記録を1分短縮

 日本陸連は25日、都内で会見を行い、24年パリ五輪マラソン代表選考会として23年秋に開催される「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)の進出条件を発表した。

 前回の東京五輪代表選考からの変更点としては、男子の設定記録が1分短縮された。高岡寿成中距離・マラソンシニアディレクターは「男子は2時間6分、7分の選手が多数出たことによって、さらに上を目指したいという思いを込めて1分の水準をあげた」と説明。女子については前回のMGC出場者が15人と少なかったことから「多くの選手で五輪の選考会を戦っていただきたいと言うことでそのままにしている」と設定記録に変更はなかった。

 また、今回新設されたジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)のランキング上位8人もMGC出場権を獲得。JMCシリーズについては約2年でシリーズを争う。獲得ポイントによってランキングが決まり、シリーズチャンピオンが日本一の称号を手にする。

 シリーズの男女上位3人にはそれぞれ600万円、300万円、100万円の賞金を贈呈。瀬古利彦副会長は「額はまだまだ少ないですが、こういうものがあれば選手もやる気が出るし、若いこれからマラソンをやっていこうという人にも少しは魅力あるマラソン界になっていけるんじゃないかと、思い切って賞金を作った」と話した。

 22年オレゴン世界選手権の代表権はJMCシリーズ1のチャンピオンが獲得する。

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