岡沢セオンと入江聖奈の金メダルコンビが“土下座”再会 岡沢「自分もパリで王者に」

 岡沢セオン(右)と“カエルポーズ”を決める入江聖奈=墨田区総合体育館(撮影・棚橋慶太)
 岡沢セオン(右)とファイティングポーズを取る入江聖奈=墨田区総合体育館(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング・全日本選手権」(24日、墨田区総合体育館)

 東京五輪と世界選手権の金メダリストが会場で合流した。今大会が五輪後初試合となる東京五輪女子フェザー級で金メダルの入江聖奈(21)=日体大=と、男子の世界選手権(ベオグラード)の男子ウエルター級で優勝した岡沢セオン(25)=INSPA=が、岡沢の優勝後初めて顔を合わせた。

 帰国後の隔離明けでセコンドとして来場した岡沢を見つけた入江は、即座に土下座のポーズで「おめでとうございます」と祝福。東京五輪2回戦で敗れた岡沢は、年下の入江に会うたびに土下座するパフォーマンスをしていたといい、世界選手権での勝利に入江がお返しした形だ。入江は「男子は層の厚さも技術の応酬もすごくて私には想像が及ばない。次元が違い過ぎて、(レベルの高さは)大谷翔平選手みたい」と、世界選手権での岡沢と坪井智哉(自衛隊)の2つの金メダルをたたえた。

 恐縮して土下座し返した岡沢は「世界選手権で金メダルを獲って、余計にあの五輪は特別な大会だったと思う」と入江の心身の強さを再確認した様子。「アマチュアの顔として最前線で引っ張ってくれている。心からすごいなと思っている」と感謝し、自らも「パリでは五輪チャンピオンになりたい」と気持ちを新たにしていた。

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