ハンドボール日本リーグのジークスター東京と契約した、フランス代表のリュック・アバロ（３７）が１６日、都内で加入記者会見を行った。「チームと日本のハンドボール界の発展に貢献したい」と意気込んだ。

　アバロは８月の東京大会など五輪で３個の金メダルと、銀メダルを１つ獲得した世界的な名選手。ポジションはライトウイング（ＲＷ）で、左利きを生かした巧みなシュートを武器に１６歳でフランスの１部リーグでデビューしてから２１年間、本場の欧州でプレーしてきた実力者だ。

　幼い頃から侍に興味を持つなど日本でプレーしたい思いが強く、フランスでプレー経験がある土井レミイ杏利に相談したことで、来日が実現。デビュー戦は１９日。「チームとしていい試合ができれば」と誓った。