正代“ご当所”大関初Vだ 照撃破へ思い「優勝するんだったら地元」
「大相撲九州場所」(14日初日、福岡国際センター)
大関正代(30)=時津風=が初日を翌日に控えた13日、電話取材に応じ、“ご当所”で大関初Vを誓った。熊本出身で2年ぶり開催の九州。大関として初めて凱旋し、「大関に上がって優勝していないんで。優勝するんだったら地元っていう気持ちはあります」と闘志を燃やした。
九州の地では過去すべて勝ち越し。十両優勝し敢闘賞も2回獲得と好相性。地元後援者から差し入れももらい「期待に応えたい」と約束した。最近4場所は10勝に届かず先場所も8勝止まり。「いつもの場所より気合が入ってもらわないと困る」と巻き返す。
元横綱白鵬(現間垣親方)が引退し、下馬評は一人横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)の1強ムード。伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)ら親方衆から両大関の奮起を期待される。正代は「頑張らないといけない」と、責任感をにじませた。
ライバル視する同い年の照ノ富士には最近5連敗中。「ほかの力士よりは意識する。今度こそはという思い」と雪辱へ気合。まずは初日、難敵大栄翔を撃つ。