順大監督の山崎一彦氏が日本陸連強化委員長に就任「陸上競技の新たな価値を見いだす」

 日本陸連は10日、新たな強化委員長に順大監督でトラック、フィールド種目を統括するディレクターを務めていた男子400メートル障害の元日本記録保持者、山崎一彦氏(50)が就任したことを発表した。同日オンラインで行われた理事会で承認された。任期は23年6月まで。前任の麻場一徳氏は9月末で退任した。

 山崎氏は連盟を通じて「東京オリンピックを終え、コロナ禍という状況が続く中、陸上競技の価値や競技者、コーチの考え方の変革が求められています。競技者は今まで以上に究極を目指していくことに変わりませんが、陸上競技の新たな価値を見出す為の積極的な行動をとっていきたいと思います」とコメントした。

 山崎氏は現役時代に男子400メートル障害で活躍。五輪は1992年バルセロナ大会から3大会連続で出場した。引退後は指導者としての手腕を発揮し、16年からトラック、フィールド種目を統括するディレクターを務め、今夏の東京五輪では入賞者を多数輩出。風間明専務理事は「東京五輪のトラック&フィールドで入賞者も出した。そして以前に役割であったジュニアのプロジェクトも成し遂げていたので、一連の流れをよく把握している方であり、トップの選手を指導しているということで、これからの新しい体制を作っていただけるのではないかと。国際的な感覚もあるので、そこら辺を期待しています」と選任理由を語った。

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