皆川夏穂が涙 有終の舞「美しさ、優雅さ見せられた」

 「新体操・世界選手権」(28日、西日本総合展示場)

 個人予選後半のクラブとリボンが行われ、今大会限りでの現役引退を表明している皆川夏穂(24)=イオン=はリボンのみを演技し、20・400点で15位だった。日本勢はクラブとリボンで個人種目別決勝に進めなかった。

 名曲「マイ・ウェイ」に乗せてリボンを演じきり、皆川が現役生活に別れを告げた。序盤でバランスを崩す場面はあったが、芸術性の高い手具操作はほぼ完璧にまとめ「持ち味である美しさや優雅さは最後まで見せることができた」と誇らしげに言った。

 17年世界選手権では種目別フープで3位。第一人者として活躍したが、ここ数年はけがに苦しんだ。「これまでは自分にプレッシャーをかけて、のびのび演技することができていなかった」との反省を胸に臨んだ最後の舞いを終えると、指導を受けてきたロシア人コーチに抱きしめられて涙がこぼれた。

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