石川佳純 東京五輪に達成感「昔に感じる」ITデータに感謝「戦術立てやすかった」

オンラインイベントに出席した石川佳純=シスコシステムズ提供
オンラインイベントに出席した石川佳純(左)と張本智和=シスコシステムズ提供
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 東京五輪卓球女子団体銀メダルの石川佳純(28)=全農=が21日、アンバサダー契約を結ぶシスコシステムズのオンライン会見に出席した。同社のデータ分析システムを用い、東京五輪でも対戦相手のデータなどを事細かに参照。「データを見ながら、ここは攻めてもいいのかなとか、戦術のイメージがすごく立てやすかった」と感謝した。

 百戦錬磨の経験に加えて、ITという“金棒”を活用した。タブレット端末や自身のスマートフォンに入れた専用アプリで、試合映像や分析データをいつでも見られるようになっており、「(相手選手の)サーブを中心に、3球目攻撃や、バックハンドとか(ジャンルを)選んで見ることができるので、相手の得意不得意を見分けることができた」。ライバル選手のサーブやレシーブの傾向などを見て対策に役立てたという。

 特に東京五輪シングルス初戦の相手とは初対戦とあって、試合前に入念にデータをチェックしたといい、「映像をいただいて、サービス、レシーブのコース取りを見ることができて、すごく生かせた」と明かした。

 自身3度目の五輪となった東京大会では女子チームの最年長として引っ張り、団体で銀メダルを獲得。「2カ月前とは思えないくらい昔(の出来事)に感じるが、東京五輪という特別な舞台でプレーできたことはすごくうれしかった。練習してきたことは出せた部分が多いので、そこで銀メダルを獲得できてすごくうれしい」と、夢舞台に改めて達成感をにじませた。

 次は11月の世界選手権(米ヒューストン)に出場する。

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