高梨沙羅「恩返しだ」で鶴入り、新ヘルメットで気分新た「私も飛べるように」

 スキージャンプ女子で18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(25)=クラレ=が21日、全日本選手権の会場となる札幌市宮の森ジャンプ競技場で報道陣の取材に応じた。今大会から鶴、雲、山岳などが描かれた新ヘルメットを着用することを明かし、「シグネチャーモデルを持てるのがもう感激。好きなものを全部入れてもらえて幸せ以外の何物でもない」と笑顔だった。

 22年北京五輪へ、新装備で気持ちを高める。新ヘルメットの注目ポイントは「全部」という。「山岳は練習している山をイメージして、雲も風を表現して、レッドブルの(カラーの)ブルーとシルバーも、デーゲームとナイトゲームを連想できるようになってます。そこに、鶴みたいに大きく羽ばたいていけるように、自分も頑張りたいと(鶴を)デザインしていもらいました」と説明した。

 さらに、「本当に自分は色んな経験をさせてもらっている。結果を残して恩返しができるように」とヘルメットには感謝も込めたという。「鳥は入れたいなと思ってたんです。“羽ばたく”という所で、スキージャンプと同じかなと思っていて。どんな鳥を入れようかなと思った時に、大きく羽ばたいていて、なおかつ日本の象徴できる鳥で、鶴かなと考えてた中で、『あ、鶴の恩返しだ!』と、鶴にしました」と明かした。

 全日本選手権は21日にノーマルヒルの公式練習と予選が予定されていたが、強風のため、22日に延期となった。大会へ向け、高梨は「鶴みたいに私も飛べるように頑張りたいです」と改めて意気込んだ。

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