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柔道“衝撃V”佐々木健志を鈴木桂治監督も称賛「無双状態」本人は内省「勝ち続ける」

GSパリ大会から帰国し、オンラインで取材に応じた佐々木健志
GSパリ大会を終えて帰国し、オンラインで取材に応じた鈴木桂治監督
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 柔道のグランドスラム(GS)パリ大会男子81キロ級で優勝した佐々木健志(25)=ALSOK=が19日、フランスから帰国してオンライン取材に応じた。5試合オール一本勝ちという圧倒的な内容で国内外の柔道ファンの度肝を抜いたが、「内容よりも結果にこだわるつもりだったので、まずは結果に安心している。久々の国際大会で結果を出すことができてまずは良かった」と“優勝”の二文字に胸をなで下ろした。

 強靱(きょうじん)なフィジカルから繰り出す切れ味鋭い立ち技と、高い決定力を誇る寝技で一本を量産する超攻撃的な柔道が信条。一方、攻め急いで自滅する悪癖が響いて大事な試合を勝ち切れないことも散見され、東京五輪代表を逃した苦い経験もある。

 今大会は自身約2年ぶりの国際大会だったが、世界王者のカス(ドイツ)、世界ランク1位のグリガラシビリ(ジョージア)らを危なげなく撃破。「試合の中でリスクを冒さないというか、勝つために何が必要かを前よりは考えられるようになった」と、組み手や体さばきといった課題を克服しながら長所の爆発力を生かす強化方針を明かし、「戦い方を少しずつ確立してきたところもプラスに働いたのかな」とうなずいた。

 今大会が初陣となった日本男子の鈴木桂治監督(41)は、佐々木について「強いの一言。無双状態で、立っても寝ても佐々木健志のステージだった」と大絶賛。一方で、「勝った負けたの繰り返しが激しい選手だったので、今後は波の上下があまりない、安定した強さが課題」と注文をつけた。

 佐々木自身も、衝撃的な勝ちっぷりを見せた一方、自身の課題について冷静に内省。「(これまで)抜群な内容で優勝するか、全然勝てないかの両極端だった。そこが良くもあり悪くもある」と客観的に自己分析し、「安定して結果を残せなかったことが東京五輪に出られなかった原因だと思っているので、しっかり勝ち続けることが、パリ五輪に出て金メダルを取る上で一番大事なこと」。3年後への戦局も見据えて、「コンスタントに結果を残すことが第一」と、安定感という課題を明確にした。

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