体操の世界選手権（１８日開幕、北九州市）に出場する日本代表選手が２日、テレビ朝日のオンライン会見に出席した。鉄棒に絞って出場した東京五輪で予選落ちに終わった内村航平（３２）＝ジョイカル＝は、「ミスのない演技」を目標に掲げた。

　世界の舞台での再起を誓った。「なんでかわかりますよね。東京オリンピックで失敗したからで」と淡々と話す内村に、大会メインキャスターの松岡修造は「ちょっと（深く）聞きにくいです」と苦笑い。内村が「笑ってほしかったんですけど」と返すと、松岡はプレゼンターでＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの知念侑季とともに「笑えない」と突っ込んだ。

　内村は「シンプルなんですよ。体操ってミスすると、落下すると、鉄棒なんか特にわかる。長年日本代表としてやってきて、そういう所を見せてはいけないと思う」と込めた思いを説明。「結果は十分に残してきてるので、東京五輪でできなかった、ただシンプルにミスのない演技をできれば、色んな人に色んなことを伝えられる」と決意表明した。

　開催地の北九州市は、内村の生まれ故郷でもある。「お客さんを入れてやっていることに感謝して、未来に向けても伝えていかないといけないと思う。色んな人にさまざまなことを伝えられるようにしたい」と気合を入れた。