2021.10.01

柔道代表・井上監督が退任会見　後任の鈴木桂治新監督へ「鈴木カラー出して」

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　任期満了で退任する柔道男子日本代表の井上康生監督（４３）が３０日、オンラインで会見した。９年間の監督生活を「貴重な経験だった」と振り返り、後任の鈴木桂治新監督（４１）に向けて「私にはできないたくさんの力を持っている。鈴木カラーを前面に出してチームづくりをしてほしい」とエールを送った。

　井上監督は１２年の就任後、１６年リオデジャネイロ五輪で金２個を含む全７階級でメダルを獲得。東京五輪では史上最多の金メダル５個と再建に導いた。今後は全日本柔道連盟の男子強化副委員長に就任し、競技普及のために新設される「ブランディング戦略推進特別委員会」でもトップを務める。最重量級復活や、競技人口減少という課題があるだけに「終わりという言葉は当てはまらない。まだまだ頑張りたい」と決意を新たにした。